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痴人の愛

痴人の愛

2019

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監督:片嶋 一貴
原作:谷崎潤一郎

出演:
立花 なお実

『痴人の愛』(ちじんのあい)

谷崎潤一郎の長編小説。
カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分の妻にしようと思った真面目な男が、次第に少女にとりつかれ破滅するまでを描く物語。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた代表作で、「ナオミズム」という言葉を生み出した。ナオミのモデルは、当時谷崎の妻であった千代の妹・小林せい子である。谷崎は連載再開の断り書きで、この小説を「私小説」と呼んでいる。1924年(大正13年)3月20日から6月14日まで『大阪朝日新聞』に連載された。

 

監督:片嶋 一貴 (かたしまいっき)
栃木県宇都宮市出身。早稲田大学政経学部を卒業した。
1995年、間寛平主演の『クレイジー・コップ 捜査はせん!』で映画監督デビュー。
プロデューサーとしては、鈴木清順監督の『ピストルオペラ』や『オペレッタ狸御殿』などを手がけている。2003年、映像企画制作会社のドッグシュガーを設立。2011年、韓英恵を主演に迎えた監督作品『アジアの純真』がロッテルダム国際映画祭で上映された。2012年、監督作品『たとえば檸檬』が公開された。2017年、有森也実主演の『いぬむこいり』を監督した。

主演:立花 なお実  (たちばななおみ)
生年月日: 1998年6月20日
出身地: 横浜市
略歴:
2019年 SHIBUYA Girls Runway. ドラフト会議
2020年 映画「痴人の愛」片嶋一貴監督 主演
2020年 映画「祈り」松村克弥監督

原作:谷崎潤一郎(たにざき じゅんいちろう、1886年(明治19年)7月24日 – 1965年(昭和40年)7月30日)日本の小説家。明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き終生旺盛な執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。
初期は耽美主義の一派とされ、過剰なほどの女性愛やマゾヒズムなどのスキャンダラスな文脈で語られることが少なくないが、その作風や題材、文体・表現は生涯にわたって様々に変遷した。漢語や雅語から俗語や方言までを使いこなす端麗な文章と、作品ごとにがらりと変わる巧みな語り口が特徴。『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』など、情痴や時代風俗などのテーマを扱う通俗性と、文体や形式における芸術性を高いレベルで融和させた純文学の秀作によって世評高く、「文豪」「大谷崎(おおたにざき)」と称された。その一方、今日のミステリー・サスペンスの先駆的作品、活劇的な歴史小説、口伝・説話調の幻想譚、果てはグロテスクなブラックユーモアなど、娯楽的なジャンルにおいても多く佳作を残している。